こういうセミナーに参加してきました。
午前中はきのこの分類と顕微鏡の使い方の座学。
午後からは顕微鏡観察の実践です。
講師はきのこの専門家ですが、なぜかきのこの専門家はユニークな人が多い。
一生懸命話をしてくれますが、私には専門過ぎて今一つ何を言っているかわかりません。
ところが一緒に参加している十数人の老若男女は皆わかっているらしく質問したりしている。
顕微鏡の使い方について質問する人はなく、どうもきのこオタクの中に入り込んでしまったようです。
一人に二台の顕微鏡が貸し出されます。写真は私が借りたもの。
向かって左は実体顕微鏡、いうなれば高度な拡大鏡のようなものです。
手前は普通の立派な顕微鏡。
私が自分で作成したキノコの試料でキノコの胞子が観察できました。
博物館で保存しているクサハツモドキというキノコの一部を切って、アルコールに漬けアンモニア水でアルカリ処理し、ヨードで着色するのです。
顕微鏡を覗くと胞子の円周の周りにトゲトゲがあって、まるで新型コロナのスパイクのようです。
きのこの話は全然分からなかったけど、この顕微鏡観察は楽しい。
いろいろなキノコのサンプルが用意してあって好きなものを観察することができます。
要はキノコの同定は難しいことがあるが、色や外観などの観察以外にも顕微鏡で微細な違いを見ることによって種類を確定させることができるという話らしいですよ。
先生が見本の試料を作成中です。
これは参加者が持参したトリュフ(但し中国産)の胞子。
自ら持参してくるなんて私とは意気込みが違います。
見せてもらうと先ほどの私が見たものと比べて大きいですね。
朝から始まり途中昼休憩をはさんで15:30。
予定時間を30分すぎていますが、席を立とうとする人はいませんでした。
参加費用は活動保険の50円だけでした。
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